これは、 飼い犬や猫の肩などの皮下にマイクロチップを埋め込み、万が一行方が分からなくなり保護・収容された際に飼い主の元に戻りやすくするための1センチメートル程度の細長い形状ものです。日本獣医師会などが組織する動物ID普及推進会議(AIPO、東京・港)によると、2007年末の登録数は約11万3000で06年度実績の2倍。飼い主責任が明確になるとして官民挙げての取り組みも活発になっています。
マイクロチップには、犬の鑑札のように動物の体表に装着する方式、あるいは注射器等を使用して動物の体内に直接注入する方式等があります。
動物の体表に装着する方式は、その装着の有無が人の目で確認でき便利ですが、簡単に取り外しができるため、個体識別の確実性を期すには不都合な面があります。
このため、AIPO(動物ID普及推進会議)では、脱落困難・取り外しが容易ではない、動物の個体識別が確実に行える体内注入方式を勧めています。
チップを埋めたペットに読み取り装置をかざすと15ケタの個体識別番号が表示され、管理データベースと照合すれば飼い主の連絡先などがわかるシステム。
マイクロチップの注入及び登録に要する費用。
(動物病院での獣医による施術が必要。)
1.マイクロチップ本体の代金(数千数百円)
2.獣医師の埋め込み施術費用(約数千円)
3.データのAIPOへの登録料(千円)
総合計費用は注入動物病院により異なり、数千円から1万円弱。